「痛いですか?」

抜管後にすぐに聞く看護師が嫌いだ。

痛いかと聞かれたら、「痛い!」って言うに決まってるじゃないか。

手術したんだから。

それでも手術中からできるだけ痛くないようにしているのだ。

麻酔から覚醒して、すぐに大声で「痛い!」と訴えたり、

冷や汗かいて我慢してたり、苦痛な顔したりしないように最大限の努力をしているのだ。

麻酔から覚めて、静かに落ち着いている患者に、なぜ、今聞くのか。


ペインクリニックでの慢性痛患者は、

何か集中するものがあり、痛みのことを考えなければ、

痛みを忘れていることが多い。

日中は忙しいために痛みを感じないのに、

夜間に痛くなるのは、痛みに意識を最大限フォーカスするからである。

だから、「痛くないですか?」なんて聞いたら、

意識がそっちにいって、「痛いです」って訴える。


それを聞いた看護師は、「先生!痛いそうです。」と

俺に言ってくる。

鬼の首を取ったかのごとくに。

いやいや、フェンタニルも結構入れたし、アセリオも30分前に入れてるよ。

あとどうしろというんだ!?

手でも握って、「大丈夫ですよ、私が付いてます」とでも言えば良いのか。

執刀医たちにヤラれたきずに、そっと手を添えれば(手当)良いのか。


「痛いですか?」なんて聞かなくても、患者が痛いならすぐにわかる。

あ、ちょっとフェンタニルの量が少なかったかなとか、アセリオの投与が遅すぎたかなとか、

あれ、硬膜外効いてない?とか、術中に執刀医が何かやらかした?とか、

いろいろ考える。


看護師たち(時には主治医)よ、

手術室で特に麻酔終了直後に「痛いですか?」なんて、

絶対に聞くんじゃない!!!



p.s.ごめんm(_ _)m。
看護師さんいつもありがとう。
いつもお世話になってます。



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