気管支喘息患者の麻酔管理においては、

気管挿管は気管支痙攣を誘発する強い刺激となるため、

可能な限り挿管を回避する。

回避できない場合には、

揮発性麻酔薬、

とくにセボフルラン(デスフルランは気道刺激性があるため慎重投与)を使用し、

深い麻酔深度で維持する。

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では、

抜管はどのように行えばいいだろうか?

2つの方向性がある。

1つは、深麻酔抜管であり、

もう一つは、完全に覚醒させてからの抜管である。

あなたは、あなたの施設ではどちらを選択するだろうか?


私の施設では、深麻酔抜管を推奨している。

だが、私は昔から完全に覚醒させてから抜管している。


それには理由がある。

①深麻酔抜管後のマスク換気困難の心配
②自発呼吸がしっかりしている方が安全

つまり、換気できないというリスクが少ないからである。

私へのストレスが、

完全に覚醒させて自発呼吸がある状態で抜管する方が少ない。

喘息発作が起これば、またセボフルランを流せばよい。

私は普段から抜管時にはできるだけ患者を刺激しないようにしているし、

お昼寝から覚めたように自然に覚醒させるように努力している。

だからまったくと言っていいほど、患者は挿管されていて辛そうにはしていないし、

「ゲボ、ゲボ」とならない。

(補)私は普段から気管支拡張作用があるケタミンを多用している。ケタミンの影響もあり、呼吸はしっかりしているが、抜管時に患者が暴れることはない。

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さて、あなたはどっち派ですか?