私たち麻酔科医は、医師である前に一人の人間である。

医学書ばっかり読んでいてはダメなのである。

そこで、

「ノン医学書」をもっと読もう!

と題して、コレは!と私が思う本を紹介していこうと思う。

ノンフィクションもフィクションもアリだ。

記念すべき第1回目は、

リサ・ランドール氏の『ダークマターと恐竜絶滅』だ。




宇宙論最大の謎と恐竜絶滅の関係?!

宇宙論最大の謎とは、「ダークマター」のことだ。

6600万年前、忽然と地球上より姿を消した恐竜。

このような大絶滅は、何度も繰り返されている。

それも周期的に。

なぜか?

その謎の解答をリサ・ランドール氏は宇宙論から求めている。 

リサ・ランドール氏といえば、「ワープする宇宙」などベストセラーがある。



でも、ただのベストセラー作家ではない。

彼女は「ワープする余剰次元」論の提唱者の一人であり、将来のノーベル物理学賞候補である。

そんな彼女が恐竜の絶滅に関して、大胆な仮説を2014年に発表した。

その難解な理論を私たち素人にわかるように書いたのが本書『ダークマターと恐竜絶滅』である。

現代宇宙論最大の謎とされる「ダークマター」が天の川銀河と相まって、周期的にこの地球上の生命を大絶滅させるというのだ。

母なる地球も、宇宙の子供に過ぎないということだ。

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