毎日毎日ヘタクソな手術に付き合わされ、そろそろ身の振り方を考えないと。

このまま大学の医局に残っても、総合病院で働いても、良くて現状維持である。

40歳も過ぎると、麻酔管理もかなりストレスになってくる。

その原因は、自分の思うままにならないってこと。

どうしても麻酔管理は手術の進行に左右される。

つまり、外科医たちの流れに乗らないといけない。

上手ならそこにはいいリズムが生まれるが、そうでなければ、、、最悪だ。

そして、大体は、その最悪のパターンだ。


で、「開業」でもしようかなんて思ったりする。

が、今のご時世開業なんかしても今以上に働かなければいけないし、、、、、

麻酔科医は何で(診療する科)開業すればいいんだ?

3つ考えられる。

1.フリーの麻酔科医となる

2.ペインクリニックを開業する

3.内科で開業する

その他、老人介護施設なんかもありかな。

1.まあ、自由(フリー)ってことはあるけど、それはそれなりにリスクが伴う。

2.僕は日本ペインクリニック学会の認定専門医だけど、別に専門医でなくても開業できる。これが一番現実的かもしれない。でも、診療報酬点数たぶんペインクリニックで診る疾患なんて低い。

3.麻酔科医は手術室の内科医といわれるくらいだから、内科での開業もありだ。呼吸器でも循環器でも、腎臓でも内分泌でも。まあ、消化器だけは不得意かな。ただ、内科での開業は、競合する可能性がある。

で、よくやるのが、2+1、または2+3、3+1など複数を合わせた開業である。

慢性痛を診ながら、糖尿病や高血圧の患者も診るというのがイイ。

But! 糖尿病や高血圧も診ると、周りの開業医からは非難の的になることは間違いない。

それを考えると、慢性痛だけ診るというスタンスか?

内科の患者は近くの内科クリニックに紹介し、慢性痛はこっちに紹介してもらう、win-winの関係が築けたら最高だろう。

ペインクリニック開業にあたってもできるだけ、最低限の設備に済ます。

本当はリハビリも出来るようにするのが理想だが、スペースや人件費、設備費がかかる。

リハビリ施設がある総合病院に紹介する方がイイ。

漢方を含めた内服治療と認知行動療法をメインにして、極力、神経ブロックも行わない(リスクは最小に)。

これならオレでもペインクリニック、開業できるかな?!





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