ちょっと気管挿管が難しいとき、枕をどうする?
— Doctor K (@DoctorK007) January 4, 2020
以前にブログで,
「ある病院の光景 −内科医の皆さん!スニッフィングポジションって知ってます?−」
という記事を書きました.
その記事での恐ろしい光景は…,実話です.
これは内科医だけではなく,私の知っている麻酔科医の中にも気管挿管がやや難しい時,枕を高くしないで,枕を外して低くする方が時々おられます(ベットの端から頭部を出すような極端なことはありませんけど).
また,
大人では枕を高くしても,小児,特に1歳以下では,枕を外す,またははじめから枕を用いないという人もいるのではないでしょうか.
小児では,喉頭鏡をかけると真下に声門がみえます.
大人よりも声門が見やすい傾向にあります.
ですが,枕をしていないと,声門を口腔内で見上げる感じになり難しくなります.
大人同様に,小児でも枕を使用することをオススメします.
有ると無いとでは,気管挿管に要する時間に差が出ます.
小児で,時間ロスは命取りです.